偽版騒動、そして田沼意次の危機!?
2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、横浜流星さん主演で贈る、江戸時代の天才版元・蔦屋重三郎の生涯を描いた物語です。第5話では、蔦重が鱗形屋お抱えの「改め」となり、版元としての道を歩み始めました。
第6話では、蔦重は「節用集」の偽版騒動に巻き込まれ、さらに田沼意次は日光社参をめぐる騒動で窮地に立たされます。

この記事では、気になる第6話のあらすじをネタバレありで詳しく紹介!さらに、感想や見どころもまとめました。「べらぼう」の世界をより深く知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
【べらぼう】第6話鱗 (うろこ) 剥がれた 『節用集』あらすじネタバレ
青本作りと「節用集」偽版騒動
鱗形屋(片岡愛之助)お抱えの「改め」として働き始めた蔦重(横浜流星)は、新しい青本を企画します 。
蔦重は、鱗形屋と共にアイデアを練り、ネタ集めに奔走します 。 そんな中、書物問屋の須原屋(里見浩太朗)から、「節用集」と呼ばれる国語辞典の偽版が出回っていることを聞きます 。須原屋によると、大阪の柏原屋が「新早引節用集」という辞書を持ってきて、それを売ってほしいと頼んできたとのこと 。しかし、須原屋が奥付を確認したところ、版元が鱗形屋と偽って記載されていたため、偽版だと気づいたのです 。 蔦重は、鱗形屋が偽版に関わっているのではないかと疑念を抱き始めます 。
日光社参をめぐる攻防
一方、江戸城では、田沼意次(渡辺謙)の倹約政策などの効果により、幕府の財政が持ち直しつつありました 。田沼は、老中たちに幕府の財政の回復状況を報告します 。 これを好機と見た老中首座・松平武元(石坂浩二)は、日光社参を提案します 。
松平武元は、将軍家康を敬う気持ちを示すためにも、日光社参を行うべきだと主張します 。 しかし、日光社参には莫大な費用がかかるため、田沼意次は反対します 。田沼は、幕府だけでなく、旗本や諸大名も借金を抱えているため、日光社参のために費用を捻出させるのは難しいと訴えます 。 将軍・家治(眞島秀和)は、田沼の意見に耳を貸さず、日光社参の実施を決定します 。田沼は、日光社参を阻止しようと、旗本や大名たちから反対の嘆願書を集めて提出しますが、将軍は受け入れません 。
鱗形屋の悪事と失脚
蔦重は、鱗形屋の次男・長兵衛(三浦獠太)が持っていた本が、問題の偽版「新早引節用集」と一致していることに気づき、鱗形屋が偽版を作っていたことを確信します 。長兵衛は、自分が書いた手本を版木にして出版し、大儲けしようと企んでいたのです 。
さらに、蔦重は、川で唐丸(渡邉斗翔)を脅迫していた男と鱗形屋が会っていたことを思い出します 。鱗形屋は、その男を使って偽版を流通させていたのです 。 偽版騒動を聞きつけた長谷川平蔵(中村隼人)は、鱗形屋の身柄を捕らえます 。長谷川平蔵は、御書院番士として、鱗形屋の屋敷に踏み込み、偽版の証拠を押さえます 。
その際、蔦重も鱗形屋の身内として連行されそうになりますが、平蔵が「そいつは関わりねぇ」と助けてくれます 。 鱗形屋は、蔦重が密告したと思い込み、蔦重を恨みながら連行されていきます 。
蔦重の葛藤
蔦重は、罪悪感を感じながらも、心のどこかで「鱗形屋がいなくなれば、自分が版元になれる」と考えてしまいます 。蔦重は、長谷川平蔵に「うまくやるってのはこたえるもんですね…」と、複雑な心境を吐露します 。
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べらぼう第6話鱗 (うろこ) 剥がれた 『節用集』登場人物
人物名 | 俳優名 | 説明 | 関係性 |
---|---|---|---|
蔦屋重三郎(蔦重) | 横浜流星 | 江戸郊外・吉原で貸本屋を営む青年。後に浮世絵師・喜多川歌麿や葛飾北斎を世に出す。 | – |
花の井 | 小芝風花 | 吉原で働く花魁。蔦重の幼なじみ。 | 蔦重の幼なじみ |
平賀源内 | 安田顕 | 当時有名な戯作者。男色家としても知られる。 | – |
鱗形屋孫兵衛 | 片岡愛之助 | 地本問屋「鱗形屋」の主人。 | – |
駿河屋市右衛門 | 高嶋政伸 | 引手茶屋「駿河屋」の主人。蔦重の養父。 | 蔦重の養父 |
きく | かたせ梨乃 | 吉原で遊女屋「二文字屋」を経営する女将。 | – |
長谷川平蔵 | 松田龍平 | 火付盗賊改方長官。 | – |
田沼意次 | 渡辺謙 | 老中。 | – |
田安賢丸 | 寺田心 | 田安家の次男。 | – |
北尾重政 | 橋本淳 | 絵師。 | – |
徳川家治 | 眞島秀和 | 10代将軍。 | – |
西村屋与八 | 西村まさ彦 | 老舗版元の主人。 | – |
磯田湖龍斎 | 高杉真宙 | 若手絵師。美人画を得意とする。 | – |
雛形若菜 | 芳根京子 | 吉原で人気の高い花魁。 | – |
唐丸 | 渡邉斗翔 | 明和の大火で両親を亡くした少年。蔦重に助けられ、一緒に暮らしている。 | – |
向こう傷の男 | 高木勝也 | 唐丸の過去を知る男。唐丸を脅迫する。 | – |
須原屋市兵衛 | 里見浩太朗 | 江戸を代表する書物問屋の店主。 | – |
鱗形屋長兵衛 | 三浦獠太 | 鱗形屋の次男。 | – |
松平武元 | 石坂浩二 | 老中首座。 | – |
べらぼう第6話鱗 (うろこ) 剥がれた 『節用集』登場人物の関係性図
蔦屋重三郎(蔦重)
├花の井(幼なじみ)
│ ├蔦重を陰ながら支援。
│ ├吉原での情報提供者。
│
├鱗形屋孫兵衛(協力者→対立)
│ ├青本制作で協力関係を築く。
│ ├偽板制作を知り、関係が悪化。
│
├長谷川平蔵(火付盗賊改)
│ ├偽板問題を調査し、鱗形屋を摘発。
│ ├蔦重に粋な助言を与える。
│
├須原屋市兵衛(書物問屋)
│ ├出版業界の情報を提供。
│ ├鱗形屋の偽板問題を指摘。
│
└西村屋与八(地本問屋)
├鱗形屋と裏で結託。
├偽板販売を利用して利益独占を図る。
幕府関係者の関係性図
徳川家治(第10代将軍)
├徳川家基(嫡男・後継者)
│ ├幕政に関心を示す。
│ ├日光社参を望む。
│
├田沼意次(老中・財政担当)
│ ├財政難のため日光社参に反対。
│ ├松平武元らと対立。
│
├松平武元(老中首座)
│ ├日光社参を強行しようとする。
│ ├田沼意次の政策に反発。
│
├松平輝高(老中)
│ ├武元と協力し、田沼をけん制。
│
├田沼意知(田沼意次の長男)
│ ├父・意次の政治を支援。
│ ├家基との関係を警戒。
│
├長谷川平蔵(火付盗賊改)
│ ├江戸の治安維持を担当。
│ ├鱗形屋の偽板問題を調査・摘発。
│
└佐野政言(旗本)
├家系図を偽り、田沼家に取り入ろうとする。
├田沼意次に拒絶される。
【べらぼう】第6話鱗 (うろこ) 剥がれた 『節用集』の見どころ
緊迫の偽版騒動
「節用集」偽版騒動は、ハラハラドキドキの展開です 。 蔦重が鱗形屋の悪事に気づく過程や、平蔵が活躍するシーンは、手に汗握るものがあります 。 特に、平蔵が鱗形屋の屋敷に踏み込むシーンは、緊迫感あふれる演出となっています 。
蔦重の心の葛藤
鱗形屋を裏切ったことに対する蔦重の心の葛藤も、見どころの一つです 。 蔦重は、自分の野心と罪悪感の間で揺れ動きます 。 長谷川平蔵に心境を吐露するシーンは、蔦重の複雑な心情が繊細に表現されています 。
田沼意次の苦悩
日光社参をめぐる騒動で、田沼意次は苦悩します 。 将軍や老中たちとの駆け引きは、緊迫感があります 。 田沼は、幕府の財政再建に尽力してきたにもかかわらず、日光社参によって再び財政が悪化するのではないかと危惧しています 。
平蔵の意外な一面
これまでカモにされがちだった平蔵が、御書院番士として活躍する姿は、新鮮です 。 凛々しい表情で鱗形屋を捕らえるシーンは、これまでのコミカルなイメージとは異なる、彼の新たな一面を見せてくれます 。
【べらぼう】第6話鱗 (うろこ) 剥がれた 『節用集』の感想
第6話は、偽版騒動、日光社参、そして蔦重の心の葛藤と、盛りだくさんの内容でした。 SNS上では、
といった声が多数上がっています。
まとめ|【べらぼう】第6話は、波乱の展開! そして次週は…
今回は、2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第6話鱗 (うろこ) 剥がれた 『節用集』のあらすじをネタバレありでご紹介しました 。 偽版騒動、日光社参、そして蔦重の心の葛藤と、見どころ満載の第6話。 蔦重は、この試練を乗り越え、版元として成長できるのでしょうか? 田沼意次は、日光社参を阻止できるのでしょうか?
そして、2月16日放送の第7話は 「江戸の影法師」 。



平蔵の密告により鱗形屋が捕まり、蔦重は版元として独り立ちするチャンスを掴みます。しかし、鱗形屋は蔦重を恨んでおり、復讐を企てます。一方、唐丸は行方不明のまま。蔦重は唐丸の安否を気遣いながらも、版元としての道を歩み始めます。蔦重の前に立ちはだかる新たな試練とは? そして、唐丸の運命は? 第7話もどうぞお楽しみに!
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